Laravelをインストールしてみよう

Laravel
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Laravelについて

Laravelとは

MVCのWebアプリケーション開発用の自由かつオープンソースのPHPで書かれたWebアプリケーションフレームワークである。様々なコミュニティのコンポーネントを使用しており、特にSymfonyは9つのコンポートを利用するなど重要な基盤となっている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/Laravel

LaravelはPHPで書かれたフレームワークであり、MVCモデルを採用しているものである。

要するにPHPにたくさんの機能をつけたものであることです。

PHPとは?

PHPとはバックエンド言語であり、動的なサイトを簡単に作ることができるプログラミング言語です。他のプログラミング言語よりも仕様や文法が簡単なため習得しやすいと言われています。Mysqlなどのデータベースとの連携が容易なことからWordPressなどのウェブアプリ制作にも使われることがあります。

Laravelを使用するメリットとデメリット

メリット

分担作業でコードが見やすくなる

LaravelではMVCモデルを採用しており、分担作業が簡単にできるためファイル一つ一つのコードが見やすくなります。

MVCモデルはデータベースとの連携を行うModel(モデル)、ブラウザへの表示を司るView(ビュー)、指令や指示を司るController(コントローラ)の3つで構成されています。MVCモデルで機能別に独立していることでコードが見やすくなります。

学習コストが低い

Laravelはクセのないシンプルなコードで記述することができるため、「コーディングのしやすさ」や「学習のしやすさ」に定評があります。Laravel自体がPHPで構成されており、PHPは「初心者に最適な言語」であるという理由もある。さらにLaravelには「開発を効率的に進める多くの機能」があるためコーディングすることがより簡単に効率的に行うことができる。

将来性が高い

Laravelは令和の現代においても細かいアップデートやプラグイン開発などが行われており、大型なアップデートはほぼ毎年の1~3月頃に行われている。そのため今後のトレンドにもついていけるだろう。

デメリット

処理速度が劣る場合が多い

豊富な機能を搭載していることが災いして、処理速度に劣る点が目立つ場合が多いです。特に処理速度を肝としているウェブアプリではLaravel以外のフレームワークを検討してみるのも良いのかもしれません。

コードが煩雑化しやすい

Laravelが自由とが高いためコードの書き方によっては他人が読みにくいコードを書いてしまう可能性がある。そのため業務でチームと開発するときは事前にルールを決めておくと良いのかもしれない。

Laravelを使用して作れるもの

  • 従業員の勤怠を管理する業務システム
  • ショッピングサイト
  • 交通機関や宿泊施設などの予約サイト
  • 掲示板や口コミサイト
  • SNSサービス
  • ブログサービス
  • チャットアプリ

このようにLaravelではたくさんのアプリを作成することができます。上記のようなアプリを制作してみたいかたはLaravelをぜひ使ってみてほしい。

Laravelをインストールしてみよう

Composerを使用する場合

LaravelをComposerでインストールする場合、ローカルマシンにPHPとComposerをインストールする必要があります。(公式ドキュメントではnodeとnpmのインストールも推奨されています。)

PHPとComposerをインストールしたら、Composerのcreate-projectコマンドで、Laravelの新規プロジェクトを作成できます。

composer create-project laravel/laravel {プロジェクト名}

//例
composer create-project laravel/laravel test-app

{プロジェクト名}のところはプロジェクト名が入るところなので実際に使用するプロジェクト名を入力してください。

プロジェクトが作成されると{プロジェクト名}というフォルダーが作成されるここに

cd {プロジェクト名}

コマンドを使用することでプロジェクトのフォルダーに入ることができます。

Dockerを使用する場合

LaravelにはsailというDockerを使用してLaravelプロジェクトを実行する組み込みソリューションが提供されています。

Dockerを使用することで、ローカルマシンにインストールしているソフトウェアや構成に干渉しない、「コンテナ」でプロジェクトを実行することができるようにいなります。開発するにはDocker Desktopのインストールが必要です。

下記にはDockerDesktopのインストール方法が乗っていますが、これは記事作成段階のインストール方法です。

Macで始める

Macで開発しており、DockerDesktopがインストールされている場合は簡単なターミナルコマンドを使用してLaravelプロジェクトを開始することができます。

以下のコマンドを使用してプロジェクトを作成することができますが、{プロジェクト名}には{}を削除して実際に作成するプロジェクト名を入力してください。

curl -s "https://laravel.build/{プロジェクト名}" | bash

SailのインストールはSailのアプリケーションコンテナをローカルマシンで構築するため、数分かかることがあります。

プロジェクトの作成が以下のコマンドを使用することで起動することができます。

cd {プロジェクト名}
./vendor/bin/sail up

Windowsで始める

WindowsマシンでLaravelSaiのアプリケーションを作成するには、かならずDockerDesktopがインストールされいる必要があります。

WSLを使用することでWindowsマシン上でLinuxを起動させることができます。

プロジェクトを作成するにはWindowsターミナルを起動し、WSL2 Linuxオペレーティングシステムの新しいターミナルセッションを開始します。その後ターミナルコマンドを使用してプロジェクトを作成することができます。

//windows上でwslを起動する
wsl

//wsl内で実行
curl -s https://laravel.build/{プロジェクト名} | bash

SailのインストールはSailのアプリケーションコンテナをローカルマシンで構築するため、数分かかることがあります。

プロジェクトの作成に成功したらプロジェクトフォルダに移動しLaravelSailを実行します。

cd {プロジェクト名}

./vendor/bin/sail up

Linuxで始める

Linuxで開発しており、Docker-composeがインストールされている必要があります。

Docker Desktop for linuxを使用している場合以下のコマンドを入力してください

docker context use default

次にプロジェクトを再生するコマンドです。{プロジェクト名}には実際に作成するプロジェクトの名前を入力してください

curl -s https://laravel.build/{プロジェクト名} | bash

SailのインストールはSailのアプリケーションコンテナをローカルマシンで構築するため、数分かかることがあります。

プロジェクトの作成に成功したらプロジェクトフォルダに移動しLaravelSailを実行します。

cd {プロジェクト名}

./vendor/bin/sail up

最後に

このようにLaravelはWindows・Mac・LinuxとほぼすべてのOSで開発することができます。そのため誰でも簡単に開発環境を作りアプリケーション制作をすることができるため、ぜひLaravelを使用してアプリケーションを作成してみてはいかがですか?

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